金曜日, 10月 06, 2006

神の家族としてつくられた

【ショートメッセージ】
第15日目「神の家族として造られた」

今日から新しいテーマは「神の家族」について学びます。7回の学びの中で、神の家族の一員とされていることがどれほど素晴らしく、この家族を共に建て上げていくことが、どれほどやりがいのあることかを、共に学んでいきたいと思います。その前にまず、私たちに与えられた、現実の家族に目を向けて見ましょう。

家族は、本来、神様が与えてくださった賜物です。進化論を信じ、自然淘汰を唱える人にとって、家族の意味とは、単に「よりよい子孫を残すこと」だけでしょう。でも、神様が人間に家族を与えたのは「ヒトが一人でいるのが良くなかった(創2:18)」からです。人はひとりでは生きていけません。だから神様は、その孤独を癒し、深い愛情と信頼を経験していくために、私達に家族を与えられたのです。

でも同時に、この地上の家族は、一時的で、壊れやすい関係でもあります。この世に「完璧な家族」は存在しません。むしろ完璧を求めるほど、親も子もお互いに疲れ、傷つき、孤独を感じてしまうのです。もしかしたらどこかに、理想的な家族がいるかもしれません。しかしそれさえ永遠ではなく、必ず「別れ」はやってくるのです。愛する誰かが先に召されるのです。避けて通れない、残酷な現実です。

そんな私達に、神様は「永遠の、霊的な家族」を与えてくださいました。その家族には「別れ」がありません。どんなに求めても、裏切られることもありません。唯一完璧なお方、神様ご自身が、私達の親となり、家族となってくださったのです。このお父さんの大きな御手に抱かれるとき、私たちは本当の「癒し(安らぎ)」を経験します。そして孤独ではないように、霊的な兄弟姉妹まで与えられるのです。

私たちがこの神様の子となり、家族の一員になるためには守るべきルールがあります。全ての人が招かれているのです。しかし、土足のまま踏み込むことは許されていないのです。私たちは、三位一体の神様の、聖なる交わりに加えていただくのです。だから私達も、汚れた心を悔い改め、バプテスマを受け(罪を洗われ)、聖い霊(聖霊)に満たされていなければならないのです。そうして初めて、私たちは、神の子として正式に養子縁組され、聖なる家族の一員に認められるのです。

この家族の一員とされることが、どれほど大きなことなのか理解しているでしょうか?子とされたということは、父の、莫大な霊的な遺産(永遠のいのち、聖霊の賜物)の「相続人」とされたということです。◆天のお父様は、その相手を探していましたが、多くの人々の中から特に惨めな私たちを選び、罪の泥沼から引き上げ、イエス様の血潮によって洗い、王子(王女)のしるしである聖霊の白いマントをかぶせて下さったのです。最初から最後まで、全てが一方的な恵みでした。

私たちが神の子どもと呼ばれるために、
・・事実、いま私たちは神の子どもです。・・
御父はどんなにすばらしい愛を与えてくださったことでしょう。
(Ⅰヨハネ3章1節)