木曜日, 12月 14, 2006

御言葉によって変えられる

【ショートメッセージ】 第24日目「みことばによって変えられる」
今回のテーマは「真理のみことば」ですが、このみことばこそが、私たちを内から聖め、キリストに似たものと変えてくださるのです。しかし、このみことばが、私達の血となり肉となるためには、少しばかりの「秘訣」が必要となるのです。

規則正しい霊育こそが、健全な霊性を育てる。最近、食育という言葉がよく登場しますが、特に大事なのは「朝食」だと言われています。この朝食を抜いていると、脳の働きが悪くなり、徐々に体も弱ってきて、病気にかかりやすくなるというのです。「いのちのパン」も同じではないでしょうか?何か問題が起こってから、一度にたくさん食べても、霊的消化不良をおこしてしまうでしょう。しかし毎朝、規則正しく、適量食べることで、私達の心は育ち、霊性も整えられていくのです。

また良く噛まなければなりません。みことばには、柔らかいものと、硬いもの。そして分かり易いものと、分かりにくいものがあります。後者の場合、私達は「黙想する」という手段によって、みことばを何度も反芻する必要があります。また、聖研などで、みんなの意見を聞くことも大切でしょう。そして、週に一度は牧師に噛み砕いてもらい、どんなみことばもバランスよく食べることが大切なのです。

では、いのちのパンの栄養価は何でしょうか。まず私達の「心の目」を良くし、何が真理であるのかを、よく見極めることが出来るようになります。そして「心の耳」を良くし、聖霊の細き御声が、よく聞こえるようになります。その他にも、冷えきった心を「暖め(燃やし)」、鉛のように重たい心を、羽のように「軽く(自由)」にします。悪魔が放つウイルスも、健康な人の心を病気にすることは出来ません。

くれぐれもメタボリックには気をつけましょう。最近、中高年の二人に一人が「肥満」だと言われています。肥満は、あらゆる病気を引き起こします。様々なダイエット方法がありますが、やはり一番良いのは「規則正しく食べ」「運動すること」でしょう。心も同じです。みことばを食べて(聞いて)ばかりいても、心は重たくなるばかりで健康にはなりません。「聞いたら実践する」ことが大切なのです。

また御言葉は「種」にも譬えられています。種が成長するためには「畑の石」を取り除かなければいけません。つまり私達の心にある先入観やプライド、自己中心の石を取り除かなければ、種は深く根を張り、上に成長することができないのです。◆もし自分でその石を取り除けないなら、神様ご自身が「御言葉や試練のハンマー」でそれを砕かれることがあります。また分かっても分からなくても御言葉を聞き続けることによって、耕され続けなさい。信仰によって種を受け入れ、自分の思いを神様に明け渡すことが大切なのです。

ですから、すべての汚れやあふれる悪を捨て去り、
心に植えつけられたみことばを、すなおに受け入れなさい。
みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます。
また、みことばを実行する人になりなさい。
自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません。
ヤコブ1章21-22節